BMXカスタム失敗!ギア比を軽くするために自分でやった初めてのコグ交換

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BMXレースをはじめたら自分でカスタムは当たり前の世界。速さだけでなく、子どもの安全維持のためにも最低限のことは自分でできるようにならないと。と思いながらも、値段の高いBMXをいじって変なことになったら嫌だなあと何となく躊躇していた私。基本、自転車店にお任せしてお金を払えば何でもやってくれるんだけど、ちょっとしたことにもお金を払い続ける財力はないし、いろいろ試しながらやってくれるような融通が効くわけでもない。どうせいつかやることになるんだったら、今やってみようかなということで、今回、足の回転のまだまだ悪い息子達のBMXのギア比をさらに軽くするため、コグ交換にチャレンジしてみた。ちなみに私は、BMXの後輪タイヤを自分で外したことも無かった完全素人レベル。そして案の定、大失敗しちゃった記録。

実はレースに出るにあたってのギア比変更はお店にすべて任せてやってもらっていた。だけど、今の実際の2人の走りを見るとまだまだ重かったらしく、もっと軽くして足の回転を速くする方がよいというアドバイスをもらっていた。単純にギア比を軽くするなら、コグ(後ろのギア板)で調整する方が簡単らしい。ということで、今回は自分でやってみよう。

目的
長男号・次男号の2台のギア比をもっと軽くする

そのためにやること
(まずは長男号から)
・37T15T(ギア比2.47)→37T16T(ギア比2.31)へコグを交換することでギアをより軽くする
・チェーンの長さをコグの変更にあわせて調整する。つまり、コグを大きくするとチェーンの長さが足りなくなるのでコマ足しを行う
・ついでに、今後のチェーンの取り外しを容易に簡単にするためにミッシングリンクをつける

必要なもの

16Tのコグ(CS-MX66 カセットスプロケット シングル 16T)

チェーンのコマはもともと買った時についていた中古チェーンを使用

必要な道具

ロックリング外し


チェーンカッター

やってみた
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最初は後輪を外して、コグを固定しているロックリングをロックリング外しを使って外す、しかしこれがとにかく固い・・・不安感が高まるけどそういうもんらしいとは聞いていたので力いっぱい回す。

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何とかロックリングが外れて、コグが取り出せた。かなり汚れている。新しいのに交換してロックリングを元に戻す。あれ?なんかうまく戻らないぞ、まあ、いいやってことで無理やり固定するように手で押し込んで戻しておいた。【※どうやらここが失敗ポイント!】

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次に、チェーンのコマ足しを行うために、チェーンカッターを使って、チェーンのコネクティングピンを押しだして外す。最初はよく分からずにピンを全部出してしまったんだけど、そうすると2度とそのピンを戻してはめることはできなくなる。これを知らずに元に戻そうとしていたので余計な時間をいっぱい使ってしまった。

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調べて分かったのが、ピンを再利用するにはこのように微妙に残した状態にしておくのが常識らしい。ちなみにチェーンが汚いのは練習用に昔使っていたチェーンを持ってきたから。その後、新しいチェーンを持っていなかったので暫定的にこの中古チェーンを使ってコマ足しをしておいた。


ただ、ピンを再利用しようとするとどうしても緩くなってしまうため、本当はこのようなコネクティングピンを買ってやるらしい。うちは、あとで買ったけど、まだ出番なし。


そして、チェーン調整や洗浄のためにいちいち高いピンを浪費するのも大変なので、今回はミッシングリンクというチェーンを簡単に着脱可能にするものをつけてみた。それでも着脱は3~5回程度しかできませんって書いてある。

なんだかんだで、余計な時間はかかったものの、仕組みそのものはシンプルなのでなんとか交換は終了。

・・・と思っていたら、翌日、長男がゴリラ公園で練習していると「パパ、ガタガタするんだけど・・・」
どうやら、いろいろいじくっていた時にロックリングのネジ山を潰してしまったらしい長男号。見ると、ロックボルトが緩んでいる。他にもヘッドパーツがうまくハマっていなかったり悲しくなるくらいボロボロの状態。

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結局、ロックリングは新しいのに交換しないとダメだろうってことで、翌日のレースに出場できるようにとわざわざタイヤを取りに行ってもらって貸していただけることに。本当にありがたい。
(アンサーのレーシングホイール。初めてレーシングホイールというものを使わせてもらったけど、とにかく軽くて良く回る。純正のホイールをみんな使っていない理由が分かるくらい、違いがはっきりしていることに驚いた。)

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さらに、別のお父さんにはホイールを持って帰ってもらって、ハブ側の削れたネジ山を何とか戻してもらった。戻せるのが凄過ぎなんですけど。

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ネジ山を修理してもらった上に、タイヤすり減ってるからということでタイヤまでプレゼントして頂いちゃった。もはや、感謝の言葉しか出てこない。

迷惑をいっぱいかけてしまったけど、セッティングを見てくれたり、整備やカスタムのアドバイスをしてくれるお父さん達がたくさんいらっしゃることに改めて気づき、ありがたい気持ちでいっぱい。
初めての自分でやったコグ交換は結局失敗してしまったけど、何に注意しなければならないのかということは痛いほどよく分かった。よく分からない部分があれば丁寧に教えていただけるし、不安な部分であればその部分だけを近所の自転車店に頼めばいい。もう少し、自分でいろいろやってみようかな。

BMXレーサーのコグ交換でロックリングのねじ山を壊してしまった件→無事解決

 

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