広島にいるうちにしまなみ海道を自転車で横断したいという思いをずっと持っていた。
>5歳と2歳も自力で走行、家族でしまなみ海道に行ってきた by タイログ
以前にも多々羅大橋周辺にのみ家族で行ってきたことがあったが、今回は家族とカナダからの留学生くんを誘い、その前回の続きとして多々羅大橋周辺から四国方面へ横断しちゃおうというチャレンジだ。ちょうどしまなみ海道には新しくジオキャッシングの宝が設置されたばかり。宝探しをしながらの走行距離は約40km。
スタートはここ、多々羅しまなみ公園。ここから見える美しい斜張橋が前回横断した多々羅大橋だ。息子たちもヤル気だ。今回は長距離のため次男のストライダーは封印。ちなみにレンタサイクルはここで借りられるが、予約をしないと普通のママチャリになってしまうので、電動の子供乗せ自転車やスポーツタイプの自転車を使用するためには前日までの予約がおすすめとのこと。
多々羅しまなみ公園から四国の今治までは35kmだそうだ。四国方面の次の橋である「大三島橋」までは4kmあるので、とりあえずそこを第一の目標としよう。
途中水分補給をはさみながらどんどん進む。この辺を走っていると、すれ違う自転車乗りの人たちと「こんにちは」という挨拶を交わしながら進んでいくのが心地よい。山道のハイキングのような感覚に近い。
ただ、長男の自転車は変速もなくやたら重いのでコグのが大変そうだ。こういうところに頻繁にくるなら少しいい自転車にしないとしんどいかもしれない。次の買い替えの時は考えようね。
しまなみ海道を自転車で走る時に一番大変なのは、海を横断する橋へのアプローチだ。ひたすら登る、登る、登る・・・長男の重い自転車がそのまま5歳児の足への負担となる。
橋を横断するための通行料金。橋によって値段が変わるが50~200円程度。ここでは事前に購入した回数券を投入。ちなみに無人なので基本的には善意によって成り立っているが、こういうゲート的なものも疲れきっていた長男のテンションを上げてくれる。
橋の上から見る瀬戸内海の島々。海がキラキラ輝いている。上り坂の苦労を経たからこそ感動が大きい。
橋を降りたら次なる島は伯方の塩で有名な伯方島。そして、伯方S・Cパークから見える伯方・大島大橋。息子たちはここの海でしばらく遊ぶ。スタートからここまで約10km、長男にはこの辺が限界のようだ。よく頑張ったね。
私と留学生くんは伯方島内をしばし自転車で探索。本当は海鮮丼が食べられるお店を目指していたが、本日たまたま貸切のため撃沈。まあ仕方ない。電話確認(していたけど不在の意味)の重要性を思い知ることに。ただ、島内をのんびり二人で探索するのは本当にいい時間だ。一人より断然楽しい!
その後は二人でジオキャッシングしながら四国を目指す。残り20kmくらいだ。最後に見えてくるのが全長6kmの巨大な「来島大橋」。多々羅大橋も素晴らしいが、ここを渡りたくてこのコースを選んだのだ。私が一番堪えたのは来島大橋までの最後のアプローチ。ここにたどり着くまでに、かなりのんびりながら休みなくアップダウンの激しい島内を10kmほど走ってきているので、全てが限界に近い。体がついてこない。
ゴールまであと少しだぁ、ということで来島大橋をのんびり渡る。この橋だけを渡るような観光客もたくさんいて結構混み合っているが、今回の達成感を感じる素晴らしい橋だった。
より大きな地図で 110924しまなみ海道 を表示
全走行距離、約40km。全長70kmのしまなみ海道の約半分以上を途中の島内を寄り道しながら自転車で横断できた。
自転車で疲れた体は温泉で癒したい。ということで今治から松江に移動して日本最古の温泉と言われている「道後温泉」本館に行ってきた。ここは「千と千尋の神隠し」のモデルとなったという場所、その場で見るだけで心の底から感動してしまうような雰囲気を醸し出している。温泉自体は狭く芋洗い状態になってしまうが、それでも満足度は高い。今回は時間的に浴衣を着て休憩室に行けなかったのが少し残念なくらいか。
長男も映画のことを思い出したようで、「建物の前に橋があったはずだけど本当はないんだね」みたいなことを言っていた。
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