地方公共交通の再編について考えるため
最近気になっていた2冊の本を読んだ。その感想をメモ。
●ローカル線ガールズ
[概要]
・地方鉄道の廃線からの再生
・ローカル線+アテンダント
・逆転の発想による付加サービスの向上が目玉になる
・切符販売、観光案内、乗降支援の3本柱
・アテンダントは個性を存分に発揮できる
・情報交換ノートで情報の水平展開
接客サービスの難しさ→情報交換ノートで補完→仲間のアテンダントのレス、提案→サービス向上
・アテンダントの存在→安心感
[ポイント]
①一声かけられる喜び
②1人で判断、行動するアテンダント→個性、臨機応変なサービスの実現
③アテンダントを通じてファンを増やすこと→鉄道への愛着
●がんばれ銚子鉄道
[概要]
・地方鉄道の苦境
・資金不足→修理費用を払うため「ぬれせんべい」を買ってください
・正直にHPでお願いしたこと→2ちゃんねる、ブログ、SNSで話題に
・ネット→ファン、サポーター制度へ、寄付も
・プロセスをブログで公開→ファンを増やす、2度3度のお願いも成功
・ぬれせんべいに限界→結局問題の先延ばしに過ぎない?
・まちづくりと一体的な鉄道の経営が課題
[ポイント]
①ネットの情報の速さ、広がり→個の集合が社会運動につながる
②ヨソモノの参加がネットでは簡単にできる→喜びがあれば「係わり」を持ちたい人は多い
③しかし本業だけでも×、他業だけでも×、持続可能な仕組みが大事