FLL(ファーストレゴリーグ)全国大会が終了してから2週間は、その活動内容を1年間の研究成果としてまとめて、みんなの前で発表するための整理をした長男。
FLLのプレゼンテーション審査はわずか2名の審査員の前で発表するだけ。審査結果はもちろん、その発表内容全てが非公開となっている。プレゼンテーションの「内容」を審査するなら、学会発表のように教室を開放して基本的にすべてオープンにするべきだ。しかし、審査員の方が多岐にわたる「内容」をたった5分程度の限られた時間で審査することは不可能、だから大会ではその「研究プロセス」のみを審査してもらっているに過ぎないのだろう。だとすれば、「審査員に向けて研究プロセスを上手に発表する」ことがFLLで高得点をとるためのルールになってしまう。しかし、ロボット競技大会とは別の観点で、子どもたち自身の研究活動を尊重するのであれば、その「内容」を発表してもらい、内容に対する質疑応答をもらうことの方が大切ではないかと感じる。
この1年間しっかり研究してきたその成果の「内容」を発表し、「内容」に対する質疑応答を受ける場所。それが、埼玉大学STEM教育研究センターロボットと未来研究会の「最終発表会」だ。