話題の自転車屋ビッちゃんのナローサドルを購入してみた!ちなみに、ストライダーのカスタム界隈では、一昨年はホイール⇒去年はハンドル⇒そして今年はサドルみたいな感じだろうか。今年はいろんなタイプのサドルが新しく出てきそうでそれはそれで新しい楽しみが増えるなあ。
最初にサドル購入に至った考え方を少し。動画は年末の第3回WJRCの時のレースの様子。次男の走行フォームを見てみると、足があまり後ろまで上がらずにどちらかというとちょこちょこ走る感じ。ストライダーのレースでは、コーナーでのテクニック、相手がいる時の臨機応変なコース取りなどのレース勘、相手との接触に対するあたりの強さ、大勢の観客がいる中でのメンタル面の強さなど、小さな子どもたちにとってはすごく難しいことをたくさん要求されることになるけど、それでもやっぱり足でこぐ力が一番大切で、直線では体の大きさや体力で半分勝負が決まってしまうようなシビアなところがあるのも事実。そうなってくると、もう少し1回1回の蹴りを力強くした方がいいんじゃないのかなあと考えていた。
そこで、自転車屋ビッちゃんのナローサドル。
オシャレな自転車用サドルをストライダーにつけるのは今より重くしたくないのではじめからNG。純正のプラスチック製はお尻が痛くて乗りたくない!というチームメイトがいたのでこれもNG。軽量化サドルはかなり魅力的だけどうちの今回の主旨とは異なることとクッションがないと長時間乗ってくれないんじゃないかという不安からNG。自転車屋ビッちゃんのナローサドルは「軽さよりも足のストライドに着目」「クッション入り」「重さは純正と変わらない(※)」ということで、見た瞬間に「これだ!」と確信。
※自転車屋ビッっちゃんのサドルには「ナローサドル」と「ナローサドルアルミポスト付き」があり、「ナローサドルアルミポスト付き」が純正よりやや軽量化が図られているとのこと
自転車屋ビッちゃんのナローサドルについてはこちら⇒http://ameblo.jp/bicycle-shop-vit/entry-11465670125.html
購入はWEBでも可能⇒http://vitwebshop.cart.fc2.com/ca18/59/p-r-s/
ということで、早速WEB注文したら翌日に到着。めっちゃ速い!新聞紙に丁寧にしっかりくるんである。おにぎりみたいだ。
こういうのを開けるときが結構楽しい。出てきたナローサドル。第一印象はこれはすごい!ハンドメイドと書いてあったから見た目にそこまで期待していなかったけど、さすがプロだと感心してしまった。仕上がりが美しい。
そして、我が家の純正サドルとの比較写真がこちら。我が家の純正サドルが可哀想なくらい破れているのでなんか分かりにくいな。そろそろサドル変えようと思ったのは実はこのようなボロボロの状態だったからというのも大きい。
上からみると、やっぱり相当細い!
前から。
後ろから。純正サドル完全に破けているね。
斜めから。
そして、裏から。ここで比較した時にどうやって熱処理してナロー化したのかすごくよく分かる。
加熱すると自由に変形できて、冷却すると再び固くなる性質であるプラスチックの熱可塑性というのをうまく使っている。いやーこういうのは工作大好きなうちの長男と一緒に見ると反応が楽しくて仕方ない。
早速、ストライダーに装着!上から見るとあきらかに細っ!
—そして、装着後・・・
ワタシ「よし、いすがボロボロだったから新しいのに変えてみたよ。細いから足が動きやすくて早くなるかもよ!早く乗ってみて!(ドキドキ)」
次男「うん。乗るよ~~(ワクワク)」
—(2秒後)
次男「いすがへん。もうのらん。」
ワタシ「え?」
ワタシ「あー、細いから最初は乗りにくいかもしれないけど、ちょっとどんな感じがみて欲しいんよね。」
次男「いや。前の方がいい。」
ワタシ「そっか。そしたら前のに戻すけど(涙)、なんでいやなん?痛いん?」
次男「いたくない・・・まえのがいい」
—我が家のナローサドル化、あっけなく失敗
次男は結構我慢強いタイプなので、大抵のことにいやいやしないんだけど、かなり珍しく強く否定。
ほとんど乗っていないので理由はまったく不明だけど、次男なりに直感的に「違和感」を感じたみたい。ワタシのいける!と思った直感なんて脆くも崩れ去る。
こういうのは考えても無駄だし、子どもがNOなら無理強いしないスタンスなので、我が家では残念ながらお蔵入り。長男に試してもらおうかと思ったけど、シートポストを短いものにしちゃったのでそれもかなわず。あーーあ、残念。サドルって慣れが大きいところだから結構変更するのって難しいのかなあ。ボロボロになった我が家のサドル交換の悩みはこれからも続く。
※ストライダーのハンドルもそうだけど、フォームやスタイルが個人差の大きいストライダーではカスタムの合う合わないは当然のこと。我が家の今の次男にはたまたま合わなかっただけのこと。今回のナローサドル、品質も素晴らしいし、その考え方も理にかなっていていてワタシはすごく共感しています。きっと、バッチしはまるキッズの方もたくさんいるはずなので、誤解のないようにどうぞ。
<追記>
—この記事を見ていただいた自転車屋ビッちゃんの店長さんから早速アドバイスを頂きました。ありがとうございます。
・ナローサドルはチームVITの全員がテストして実戦で使用されているタイプ
・足の可動域が増えた分、お尻にかかる負担は増し、練習が長く出来ないリスクもあるが、レースでの最高速の伸びやスピードの持続性があがるメリットが大きいこと
・可動域が大きくなった事で、下着がお尻に食い込んだり、擦れたりする事があるが、下着とズボンの組み合わせで痛くない場合もあるのでチェックしてみるといいかもということ
・サドルの側面に車用のワックスを少し塗ると、サラサラになり、足運びがラクになること(←これはきっとノーマルサドルでも有効な裏技)
・アルミポスト付きオプションにするとにするとサドルに角度をついて股間圧迫を緩和できること
・それでも痛い子は、表皮の下に暖衝材(クッション)を入れて、貼り直しもできること など
頂いたアドバイスをもとにもう少し長男と次男と相談しながら工夫して試してみようかな。
⇒話題のナローサドルが合わなかった次男のための新たな選択肢!自転車屋ビッちゃんの新作「ナローサドルワイド」
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