公認審判員になれば、大きな大会などでも正式に審判することができるようになるし、子どもに競技させている以上、まず親がルールを把握しておくことはまあ当然。と言っても、知らないこといっぱいだし、毎年ちょっとずつ変わっていく分厚い競技規則を自分で読むのも大変。ということで、いい機会だったので、先日、JCF(日本自転車競技連盟)の第3級公認審判員(BMXとマウンテンバイク)の資格を取得するため、いつもの仲間のお父さんたちと一緒に審判講習会を受講してきた。
今回は、BMXだけでなく同時にマウンテンバイクの審判講習も受講したため、休憩を含みながらも受講時間は13時~21時までの8時間。キツかった。
そんな中、途中で気になる情報が出てきた。それは、BMX競技のところで「UCI競技規則において、12歳以下はビンディングペダルの使用を制限できるルールが追加された」ということ。
※UCI競技規則 http://jcf.or.jp/?page_id=218
※UCI競技規則 http://jcf.or.jp/?page_id=218
「6.1.072 クランク,ペダルおよびトランスミッション(BMX競技)」より抜粋
Interlocking pedal-cleat systems are allowed. With the exception of the UCI BMX World Challenge, national federations or continental confederations may decide to set limits on the use of such interlocking pedal-cleat systems for the challenge categories 12 years old and younger in all events held within their territory. In case the continental confederation sets such a limit, it shall apply in all member countries of that continental confederation.
ペダル・クリートのインターロッキング・システムは許可される.UCI BMXワールド・チャレンジを除いて,国内連盟または大陸連合は,その管轄地域における全競技のチャレンジ・カテゴリの12歳以下において,そのようなインターロッキング・ペダル・クリート・システムの使用を制限できる.大陸連合がそのような制限を定める場合には,その制限は大陸連合の加盟国すべてに適用される.
JCF競技規則は毎年4月に改訂されるけど、その改訂内容は1月のUCI競技規則に基づくもの。場合によっては1年後に反映される場合もある。
<BMXの競技規則の序列イメージ>
UCI(国際自転車競技連合)競技規則⇒JCF(日本自転車競技連盟)競技規則⇒JBMXF(全日本BMX連盟)競技規則⇒各BMX協会での運用ルール
各国の競技規則はUCI競技規則を各国の実情に合わせてより厳格化して定めるものだそうで、JCF競技規則はUCI競技規則に従った変更を行い、あいまいなところをより具体的に記載することが多いそうだ。今回の講習会でも、1月のUCI競技規則の変更の主旨に基づいてJCF競技規則を変更する予定と言われていた。つまり、JCFとしては、12歳以下のビンディングペダルは制限する方向で動く可能性が高いということ。
これが確定すれば、JCF主催の7月の全日本選手権(2017年は伊豆)や11月の国際大会(2017年はひたち)では、12歳以下のクラスでビンディングペダルが使えなくなる。JBMXF主催のJシリーズや各BMX協会主催のJ2シリーズやその他の定期戦でJCF競技規則に準じるかはそれぞれの方々が決めることだけど、そもそもこのUCIの改訂が子どもの安全を強化する目的であることを勘案すれば、右ならえにすると考えておく方が自然。
ちなみに、JOSF(日本オフロードショートトラック連盟)の場合、独自競技規則で運用していることやこの1月に改訂されてすでに年間シリーズ戦が始まっていることを考えると、4月にすぐに対応することは難しいだろう(と思われる)。
ダブルエントリー、トリプルエントリーでレースに出ることの多い次男
ペダルの交換が毎回大変なので、つい先日、自転車台数分のSPDペダル全部買い揃えたばっかりだったんだけどなあ。
キッズ・ジュニアに合ったレース用の軽量フラペとシューズの組合せは何がいいの?とか、レーサーの親としては、また新しい悩みが増えそうだ。
フラットペダル(フラペ・平ペ)で練習してレースの時だけSPDを使っていた次男、とにかくフラペでも変わらず走れるようなペダリング技術の向上を目指して。
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