ストライダーを卒業したら「シクロクロスレース」という選択肢


ここ1年間、いくつかのシクロクロスレースに次男が参加するようになって感じることは、大人の参加人数に対する子どものレース参加者の少なさ。我が家は、次男がBMXレースが大好きなので、BMXレースが中心でシクロクロスレースは冬場のトレーニングの一環として取り組んでいる程度だけど、BMXレースよりもシクロクロスレースの方がストライダーレースに似ているところが多くて、ストライダー卒業後には入りやすいんじゃないかということ。

レース会場のコース近くにいる人数だけの印象
・ストライダーは子どもが走るけど、大人の方がたくさんいるレース
・BMXは年齢別にしっかりクラス分けがあるためか、大人が少数で子どもがたくさんいるレース
・シクロクロスはどちらかというと大人ばっかりで子どもはほとんど見かけないレース

小学生低学年クラスの自転車
・正式にはドロップハンドルのシクロクロス車に乗ることが推奨されているけど、小学生低学年にはまず無理なので、マウンテンバイクに近いタイプに乗っている人がほとんどで、固定ギアの軽いBMXレーサーのような車両でも大会によっては認められる場合がある。
・BMXレースではレーサー仕様でない自転車に乗っている人はほぼいないけど、シクロクロスレースでは自転車の種類に対してはどちらかというと寛容的。

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運営や案内
・BMXレースはいつも同じ会場で同じ参加者が参加して開催されるので、ほとんどのことは暗黙の了解的なルールでほぼ案内はないけど、シクロクロスレースは特設会場のため最低限の案内はあるので、初めての参加でも戸惑いは少ない。
・BMXレースは何回も走るので時間のズレが大きく進行が掴みにくいけど、シクロクロスレースは走る時間が決まっているので基本的にはプログラム通りに進行するので安心できる。

小学生の低学年クラスの勝敗
・BMXレースは練習してテクニックを身につけないとレースで勝つことはほぼ不可能だけど、シクロクロスレースはテクニックがなくても気力と体力があれば勝つこともできる(かもしれない)。
・参加人数が少ないので、出場=表彰台のレースも多いので、子どもにとって何より大切なモチベーションを保てる。

子どもの成長
・BMXレースはほぼ1分で終了する短距離短時間レースだけど、シクロクロスレースは15分~20分間も子どもにとっては長い時間を全力で走り続ける。
・BMXレースは6~8人くらいが横並びで順位を競うけど、シクロクロスレースは大人数でスタートだけど、狭いコースを走るのでほぼ1~2人の戦いとなる。
・BMXレースは親やスタッフの目や声が届く距離でのレースだけど、シクロクロスは目が届かない場所を自分1人だけで考えて走るレース。どうレースを組み立てるかは自分で考えて走る。

ストライダーを卒業したらBMXレースに挑戦したいという話をよく聞くけど、実際に長続きさせるためにはテクニックを身につけるためにかなりの練習時間が必要なので結構大変。ストライダーレースで活躍していたキッズがBMXレースという新しい世界に飛び込んできても、まったく通用せず簡単に勝てないことが分かりレースがつまらなくなってしまう。せっかくはじめても途中ですぐやめてしまう人の方がたくさんいる。

もし、子どもが1つの自転車競技だけに時間を割くことや続くかもわからない自転車競技に最初から高額な自転車やパーツにお金を投じることに迷いがあるなら、まずは敷居が低くて参加しやすい「シクロクロスレース」に参加してみるのはあり。

シクロクロスレース会場で一緒に走るキッズは、普段はロードレースをやっていたり、マウンテンバイクをやっていたり、トライアスロンをやっていたり、我が家のようにBMXレースをやっていたりと様々。まさに異種格闘技戦のような状態。だからこそ、いろんな世界に知り合いが増えれば、「シクロクロス」からそれぞれの「シクロクロス」以外の知らない世界に飛び込んで行く時に助けてくれる仲間になってくれるかもしれない。我が家のようにシクロクロスレースに出場して改めてBMXレースならではの面白さを再発見することもある。

一緒にシクロクロスレースに挑戦しよう。

 

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