平成29年2月12日、東京工業大学で開催されたロボット競技大会「FIRST LEGO League 2016 JAPAN OPEN」
昨年度に引き続き2年連続で全国大会に出場した長男たちのチーム「Over’s」
FLL(ファーストレゴリーグ)は世界80ヶ国以上で開催されている世界最大規模の国際的な小中学生向けのロボット競技大会で、アメリカのNPO法人「FIRST」とLego社によって1998年に設立された。日本では2004年から開催されている。
大会は、コンピューターやセンサーを積んだ自律型のロボットを作り、2分30秒で15~20程度のミッションをクリアする「ロボット競技」と、自分たちの活動をアピールする「コアバリュー(発表10分)」、社会問題テーマに対する具体的な解決策を提案する「プロジェクト(発表5分)」、ロボットゲームの戦略を説明する「ロボットデザイン(発表5分)」の3つの「プレゼンテーション」の総合得点を競う。
プレゼンテーションは、毎年変わる社会問題テーマのもとで、物理・科学・数学・工学の知識を総動員し、チームワークで難しい問題解決に挑むのが特徴となっている。ロボット競技だけではないのが面白いところ。今年のテーマは「ANIMAL ALLIES(動物との共存)」。
大会出場にあたり、研究員として所属している埼玉大学「ロボットと未来研究会」で同世代の小学生たち3人でチームを作り、約1年間大会に向けた準備をすすめてきた。国際大会ということもあり、春にはインド・バンガロールで1週間開催されたSTEMキャンプにも参加したり、3Dプリンターを使ったFABデザインコンテストへの出場も経験してきた。
2016年度は、全国各地から100チームが出場して12月にブロック別で地方予選が行われた。無事、地方予選を通過し、勝ち上がった36チームの1チームとして今回の全国大会に出場。
最も難しいとされる壁登りミッションも3回中3回成功、本番でパーフェクト!
ロボットゲーム2回目では、長男が中心となって準備してきた全てのロボットミッションが成功し、相手チームのアシストもあって、自己最高得点を獲得した。
その結果、点数が公表されるロボットゲームでは全体の上位7位につける高得点。
残念ながら、「プレゼンテーション」の点数が伸びず、今回は目標としていた世界大会出場は叶わなかった。
今年のチームは「ロボットゲーム」より「プロジェクト」に力を入れて活動してきた。テーマも解決のアイディア、そのアプローチ方法も、素晴らしいものだった。地方大会でロボットゲームの点数が低かったにも関わらず全国大会に出場できたのは「プロジェクト」の内容がきちんと評価されたからだと思う。それでも世界には届かなかった。
しかしながら、小学生だけのチームで2年連続で地方大会を勝ち抜き、自分たちの力で全国大会に出場できたことは快挙といえる。本当によく頑張った。
悔し泣き長男、大会後の最後の一言
「…..次こそみんなで優勝しよう!」
メンバーの仲間たち、保護者の皆さん、大学生リーダー、埼玉大学、ロボットと未来研究会の皆さんの支えとプロジェクトにご協力いただいた団体の皆さんのご理解・環境づくりに感謝。ありがとうございます。
今回北海道からわざわざ応援に駆けつけてくれた来てくれた昨年度のリーダーの存在が、何より苦しい時の長男の心の支えとなっていた。ありがとう。
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