「SROIを活用したスポーツ鬼ごっこ活動の社会的インパクト評価の試行」第1回鬼ごっこ総合研究所 研究発表大会

2018年3月11日に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された『第1回鬼ごっこ総合研究所 研究発表大会』にて私が発表した研究論文「SROIを活用したスポーツ鬼ごっこ活動の社会的インパクト評価の試行」の内容をご紹介します。

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<研究概要>
従来の遊びの鬼ごっこに戦術や戦略を要するルールを加えた「スポーツ鬼ごっこ」(鬼ごっこ協会)は、幅広い世代が運動能力に関係なく誰でも気軽に参加できる楽しみと競技性の高さが両立しており、その魅力から全国各地で愛好会が設立されたり、総合型地域スポーツクラブで積極的に導入されたりするなど爆発的な広がりを見せています。スポーツ鬼ごっこ愛好会の活動を、時間・労力・資金などの諸問題をクリアしながら、長期的に持続させるためには、参加者だけが楽しむ地域コミュニティの1つに留めず、活動の実施による多面的な効果を示していくことで、社会的価値を創出する団体として、地域社会の人々に受け入れられることが必要となるだろうと考えました。近年、欧米では、社会的企業や団体が行う非営利的活動の投資可能性を測る手法としてSROI(Social Return on Investment:社会的投資収益率)への注目が高まっています。SROIとは、財務的評価のみでは測れない活動の社会的価値(社会的インパクト)について、コミュニケーションを通じて定量的に評価する手法であり、日本においても徐々に認知度が高まってきている状況です。そこで、本研究では、ふじみ野スポーツ鬼ごっこ愛好会の活動をケーススタディとして、SROI手法を活用したスポーツ鬼ごっこ愛好会活動の社会的価値評価の試行を行いました。

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つくば Ligare主催『第2回つくばチャレンジャーズCUP』にふじみ野チームが参加

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この日は、ふじみ野スポーツ鬼ごっこ愛好会チームでつくばLigareさん主催の『第2回つくばチャレンジャーズCUP』に参加してきた。

スポーツ鬼ごっこの大会は、鬼ごっこ協会が主催する公式大会とその他の団体等が主催する公式以外の大会の2種類に大きく分けられる。それぞれの大会のルールとして、年齢による区分(U-9、U-12、U-22、O-23が多い)を行ったり、各世代ミックス(U-9は1名以上、O-13は3名以内などの制限あり)で行ったり、大会による特色を出すことができ、それがまた面白い。今回の大会は、小学生と大人の2区分。ふじみ野は、小学生チーム1チームで参戦だ。

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子どもたちのコミュニケーション力を伸ばすスポーツ鬼ごっこ

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スポーツ鬼ごっこの魅力の1つに挙げられるのが「子どもたちのコミュニケーション力の向上」と言われている。スポーツ鬼ごっこは1人では勝てない。1対1でも圧倒的に守備が有利。多対多でも同人数同士ならやっぱり守備が有利。攻撃側はどうやって一時的にでも数的有利な状況をつくるか。これがスポーツ鬼ごっこの基本的な戦術だ。戦術を作り、実践するためには、何度も何度もチームで話し合う必要がある。
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