【削ろう with fusion360】fusion360のCAM機能を使ってCNCで削るワークショップに長男1人で参加

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夏休みの自由研究で3Dプリンターのデータ出力をやりにFabCafeに行った時に声をかけてもらい、『fusion360のCAM機能を使ってCNCで削るワークショップ』に小学生ながら1人で参加させてもらうことになった長男。

長男が使っている3Dモデリングソフト「fusion360」にはCAM機能というのがあって、3Dプリンター用のデータだけでなく、CNCいわゆるコンピューター制御の切削用データを作ることができる。3Dプリントが「足し算」で造成していくのに対して、CNC切削加工は「引き算」で造成する。足し算の3Dプリントはかなり自由な形状でも作れるけど材質が樹脂などに限定されてしまう場合が多い。これに対して、引き算のCNC切削加工は、削って作れる形状の範囲であればアルミや木などの硬い材質でもドリルで削ることができる。3DプリントとCNCの両方の技術を使いこなせるようになれば、個人で作れるものの幅が一気に広がることになる。

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ワークショップでは、USBメモリを入れる木製の小型ケースを作ろうというお題目で、「fusion360」による3DモデリングからKitmill QT100」というオリジナルマインド社の卓上切削機を使ったCNC切削加工まで、朝から夕方までみっちり時間をかけてやったようだ。それでも切削加工はその日のうちにすべて終わらず後日送ってもらうようになったそうな。


長男がデザインしたオリジナルのUSBメモリケース。完成品が届くのが楽しみだね。

渋谷の道玄坂の上にあるFabCafeまで、自宅から1時間ほど電車に乗って1人で行って、地下鉄の複雑な渋谷駅の構内を抜けて、道玄坂を歩いて、大人に混じってワークショップして、また1人で電車に乗って帰ってきた。長男にとっては1人で渋谷に行くのは初めてだし、1人でワークショップを受けるのも初めて。東京の小学生にとっては当たり前のことでも長男にとっては初めてのお使い並に緊張していたに違いない。それだけですごい経験値が蓄積できたはず。これもFabCafeで長男をサポートしてくれたワークショップスタッフの皆さんのおかげ。ありがとうございます。

写真:削ろう with fusion360 ワークショップより

 

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