利根川を渡る橋のない県道・赤岩渡船に乗ってきた

赤岩渡船は千代田町赤岩から利根川をはさんで向こう岸の埼玉県熊谷市葛和田を動力船で結んでいる、主要地方道(県道)熊谷・館林線上にあります。利根川広しといえども現在3つしか残っていない利根川を渡る橋のない公道の1つです。そのうち主要地方道はこの赤岩渡船だけで、年間数千人の人々に利用されています。
 赤岩渡船の歴史は古く、戦国時代、上杉謙信の文献にも登場します。その後江戸時代には水運が発達し、利根川を利用して江戸や房総方面との交通が盛んにおこなわれました。町内では赤岩のほか舞木、上五箇、上中森、下中森などの河岸と呼ばれる渡船場が栄えました。特に赤岩は水深もあり立地条件にも恵まれ、江戸からの大型船の終点という河川交通の要所として、坂東16渡津に数えられ繁栄に沸きました。
 しかし、長かった繁栄も明治時代の中頃までで、その後は、鉄道等の交通機関が発達するにつれ急速に衰退し、渡船場として機能だけ残りました。各地の渡船場も廃止の一途をたどりましたが、この赤岩渡船は、ただ一つこの地域で残された数少ない河川交通手段として、人々に愛され、利用されて今に伝わっています。
 大正15年県営、その後昭和24年から県委託事業として千代田町が管理運営を行っています。
(http://www.town.chiyoda.gunma.jp/kankou/akaiwa.htm)
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橋のない県道、どうやって船に乗るんだろうか。
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先程の乗船場でムスコと二人で待っていると・・・
「パパ、船が来たよ!」
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自転車や原付も載せられるとのことだが、
その用途では想像より小型の船かも。
このへんからムスコちょっと不安になってきたようだ。
「・・・・」
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船に乗り込んで、すぐに対岸まで出発。
ムスコはライフジェケット着用で去りゆく対岸を不安そうに見る。
「・・・(怖い)・・・」
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船の通ったみち。言わば、これが県道なのだろう。
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赤岩の渡し。
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対岸をわざわざ船で渡ってきた目的はやはりジオキャッシング
宝物もムスコがすぐに発見!
誇らしげだなムスコ、少しだけ成長したかな。

 

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